メタボリックシンドロームのメカニズム
メタボリックシンドロームのメカニズム

メタボリックシンドロームは、内蔵脂肪がベースとなり、さまざまな代謝異常が複合的に進み、動脈硬化を進行させます。
■ メタボリックシンドロームのメカニズム
1.体内での中性脂肪の合成が促進される
2.脂肪細胞から、インシュリン・レセプターの働きを弱めるアディポサイトカインが分泌される
3.血液中に増えたブドウ糖の濃度を下げるため、すい臓からインシュリンが多量に分泌される
4.インシュリンが腎臓でのナトリウムの再吸収を促進し、循環血液量が増加して血圧があがる。
5.インシュリンの効き目が悪くなり、血液中の糖の量をコントロールできなくなる
6.インシュリン抵抗性が起こった影響により、中性脂肪を分解する酵素が産生しにくくなる
■ インシュリン抵抗性も危険因子のベース
メタボリックシンドロームのメカニズム研究の当初は、内臓脂肪ではなくインシュリン抵抗性が、複合的な代謝異常を引き起こすベースになると考えられていました。
その後、内臓脂肪から分泌される物質が、代謝異常を複合的に引き起こす原因となる事が突き止められ、診断ベースに内臓脂肪をおくことが決まりましたが、インシュリン抵抗性は、代謝異常が連鎖的に生じる上で、やはり重要なポイントを締めています。
また、過食と運動不足の生活を続けると、内臓脂肪型肥満を経なくても、インスリン抵抗性が起こるとする説もあります。
※ インシュリン抵抗性とは
血液中のブドウ糖を活動エネルギーとして消費するには、すい臓から分泌されるホルモンであるインスリンが、ブドウ糖を細胞に運搬する必要があります。
その際、細胞の入り口では、インシュリンレセプター(受容体)が、インスリンからブドウ糖を受け取り、細胞内部に送り届けます。
しかし、過食や運動不足、肥満などの原因によって、細胞のレセプターが正常に働かなくなると、インシュリンの分泌量には問題がなくても、ブドウ糖を細胞にスムーズに運搬できなくなり、結果的にインシュリンの効き目が悪くなり、血糖値が上がります。
この状態を「インスリン抵抗性」と呼びます。
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